スウェーデンの暦を楽しむ
クラフト自由帖
~懐かしさと発見を届けてくれるカレンダー~
文・写真 神谷珠子
20代の半分以上の年を過ごし、その後も仕事と私用で渡航の機会が何度もあったスウェーデンは、私にとって第二の故郷といっても差し支えない国です。父の転勤で日本各地を引っ越していたため、一時人生で一番長く住んだことがある場所がスウェーデンになるほどでした。
そんな身近だった国も、今年で最後の渡航から10年もたっていることに気が付きました。これだけ長期間離れていながら、今でもスウェーデンが懐かしい、というより日常的な場所と感じられるのは、インターネットやSNSでの友人とのやり取りのおかげでしょう。
そして、もう一つ、日々スウェーデンの暦をしめしてくれるカレンダーの存在が大きいのだと思います。