ローズヒップのお茶

ローズヒップで染める

染色 file

北欧で親しまれる果実

ローズヒップの実

ローズヒップは、バラ科に属する「イヌノイバラ」(英名:ドッグローズ)の果実。ほどよい酸味がさわやかで、ビタミンCも豊富。「北国のレモン」とも呼ばれ、きれいになれるハーブティーとして、日本でも人気です。

ローズヒップが注目されるようになったのは、第二次世界大戦中のこと。寒さの厳しい北欧などの国々では、新鮮な果物不足によるビタミンC不足が深刻化していました。そこでスウェーデンやノルウェーなどの政府がビタミンC源となる植物の調査に乗り出し、ローズヒップに多量のビタミンCが含まれることを発見したのだとか。

スウェーデンでは、朝食にローズヒップスープを飲んだり、学校でもローズヒップティーを子供たちに与えたり…。とっても身近な果実として、今も親しまれているようです。