堀田ふみさんのお店『Aneqdot』訪問

テキスタイルデザイン REPORT

スウェーデンで山梨の織物職人と出会う

留学を機にスウェーデンに暮らし、デザインや織物に関わる仕事をしていた堀田さんですが、日本の織物業界で仕事がしたいという思いも長年持ち続けていました。そして2016年に、山梨に移り住むことになります。それの転機は、スウェーデンの商品やマーケットの視察に訪問していた山梨の織物工場の職人との出会いでした。

この視察で通訳を引き受けた堀田さんは、気さくにもの作りの話ができる彼らに対し、「この人たちと仕事ができたら」という感情が芽生えたといいます。

アクネドット商品

そしてまずは富士山麓の町・西桂町(にしかつらちょう)に居を構え、地域おこし協力隊として、織物業者と協同で作った新しい織物の展示や国内外に向けた産地のPRなどの活動を3年間行いました。また自身の工房を開設し、織物のことをあまり知らない子どもや若い世代に、実際に織機に触れて知ってもらう活動もしていました。