さらに2度目の染液をとります。
実をつぶして、さらに染液を採ります。
カシミヤ(左)はやや明るい色に染まりました。
最初の液で染めたシルク(右)とカシミヤ(左)
クサギ:
シソ科の落葉高木。高さ1.5~6m。葉に悪臭があることから「クサギ(臭木)」という名が付けられましたが、若葉は古くから食用にされたようです。夏に咲く、白い花には強い香りがあり、蟻や虫が多く集まります。秋になると、赤いガクの中心に付く直径5~7ミリの実が熟すと美しい紺色に。その実はもちろん、赤いガクも染料になります。
レポート:園 知佐子(ておりや東京スタッフ)
vol.67 2018・秋号より