原毛が１本の糸になるまでには非常に多くの工程を要します。ここでポイントをおさえながら、作業の流れを追っていきましょう。

① 原毛

ヒツジの脂肪や土砂が付着したままの羊毛

② 選毛

繊維の長さ、太さ、強さ、汚れなどに応じて、人の手で分類する。

③ 洗毛

原毛に付着している脂や汗、土などをきれいに洗い流す。

④ 選毛

ブラック（黒毛）、ケンピ（本来の性質を失った羊毛）、ステンド（一種の黒毛）、コティ（フェルト化した塊）、スキン（皮付き）、バー（除去されずに残った植物性物質）などを取り除いて、用途別に繊維を分類する。

⑤ 調合

目的・用途に応じて各種原料を調合し、繊維塊をより細かく解毛して調合する。