こよみ古今「冬」御神渡り

こよみ古今

雪国・信州のほぼ中央部にある諏訪湖

諏訪湖はかつて、氷上でのワカサギの穴釣りが冬の風物詩でした。近年は温暖化の影響で氷が薄くなったこともあり、沖に浮かべたビニールハウスのようなドーム船の中で、寒さを気にせず気軽に釣りを楽しむスタイルに変化しています。そしてもう一つの冬の諏訪湖の代名詞「御神渡り」も、出現する年が減っているようです。御神渡りは、気温の上下の繰り返しで氷が収縮・膨張、それによって亀裂が走り、山脈のように氷がせり上がる自然現象。その長さは約10キロ、高さは2メートルに及ぶ年もあるといいます。