こよみ古今「夏」西瓜 スイカ

こよみ古今

スイカ――赤い果肉をガブリ!と噛むと、ほとばしり出る甘い果汁…。

暑い夏、よく冷えたスイカは、うれしいごちそうですね。スイカはアフリカの砂漠やサバンナなどの乾燥地帯を原産地とする植物で、4000年前のエジプトの壁画に描かれるほど、古くから栽培が始められたようです。

そしてヨーロッパ、さらにユーラシア大陸を横断して中国へ伝来。日本へは室町時代ごろに伝わったと見られています。スイカという名称も中国語の「西瓜」(西から伝わった瓜)、シーグヮに由来します。