ほっこり冬柄…雪が舞う夜の赤い屋根　

今回は、冬らしく降る雪と赤い屋根のおうちの柄です。この柄は今までと違い、織り方を少し工夫しています。なんと降る雪は、図案には書かれていません。ヨコ糸に結び目を作り、タテ糸の間からその結び目を出すことで、雪が降っているように見せているのです。

カード織りはその特性として、図案に書き入れてしまうと、どうしても規則正しいパターンになり、雪が舞う雰囲気が出せません。でも、このようにヨコ糸の入れ方を少し工夫するだけで、ランダムに雪を降らせることができます。

カード織りに慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみてください。

vol.76　2020・冬号より