時を超えて継承されるとりどりの染め織り
PICK UP!
小千谷縮 おぢやちぢみ 【新潟県】
シボがあり、さらりとした肌触りが特徴の麻(からむし)織物。織った生地を雪に晒したり、水洗いしたりしても耐えうるよう、特に色落ちしにくい染料を選んで染められます。
結城紬 ゆうきつむぎ 【栃木県・茨城県】
古くから織物が作られていた常陸国で育まれた「結城紬」は、かつてこの地を治めていた結城氏にちなむ呼称です。真綿から手紡ぎした糸を用い、絣くくりだけで数か月を要することもある、最高級の手織り紬として知られています。
黄八丈 きはちじょう 【東京都】
染料となるのは、目の覚めるような黄金色に発色する「コブナグサ」、樺色に染まる「タブの木」、黒は「シイ」の木の皮と、八丈島の植物たち。媒染には椿の灰や泥が用いられます。