洋書にしたしむための用語ガイド 3

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織りの組織と糸の形状・素材

どんな組織で織っていくのか、またどんな糸を用意すればいいか…。それがスムーズに理解できると準備もはかどり、織りたい気持ちそのままに織機に向かえます。ここでは主な組織の種類と、糸の形状・素材をまとめてご紹介。洋書の中のお気に入りのページを開いて、“クラフトの秋”を存分に楽しんでください。

織りの組織

平織・綾織・繻子織は、ほどんどの織物の基礎となる組織で「三原組織」と呼ばれます。日本はもとよりスウェーデンを含む欧米各国でも、これらを用いてさまざまな織物が作られています。

●日本語(よみかた)
●スウェーデン語(ヨミカタ)
●英語(ヨミカタ)

平織(ひらおり)
tuskaft(トゥースカフト)
plain weave(プレインウィーブ)

たて糸とよこ糸を交互に上下させて織る。

綾織(あやおり)
kypert(シーペット)
twill weave(ツイルウィーブ)

たて糸が2~3本のよこ糸の上を通った後、1本のよこ糸の下を通ることを繰り返す。

繻子織/朱子織(しゅすおり)
satin(サテン)
satin weave(サテンウィーブ)

たて糸とよこ糸の交差する点をなるべく目立たなくした織り方

このほか、スウェーデンではPanama(パナマ)=ななこ織りもよく使われます。