布の断片を形にしなくては意味がない!
ペダルを踏むと、ダダダダダダ… と
鳴り出すロックミシンの音。
服づくりに懸ける若者たちのひたむきな思いが刻むリズムはまさにロックンロール!
熱い青春ワーキング小説です。
『ロックンロールミシン2009』小学館文庫 初版発行:2009年
主人公の「賢司」は、社会人になって3年。1日の半分以上を、コンピューターの画面と向き合う日々を過ごしていました。自ら志願した最先端分野で働き、若い割には高給取り。にもかかわらず、彼の中では仕事への情熱が日増しに薄れていくのでした。