『ぐるーぷ虹』の木版カードたち
クラフト自由帖
作業工程や道具
それぞれに創意工夫を重ねて
「アトリエ」は、グループメンバーの1人のご自宅。コロナ前は週2回ほど集まって製作していましたが、今は換気や消毒に気を付けながら週1回の製作を再開しています。メンバーの人数は今、5人。元クラスメイトの集まりと聞いていたので、おしゃべりに花が咲く場かと思っていたら、1人1人黙々と作業に向かっていました。
お話を伺うと、木版を摺る作業は想像以上に細やかで神経を使う作業だということがわかってきました。そして、その作業1つ1つ、使っている道具1つ1つが、創意工夫の45年の末に行き着いた、今考え得る最善なのだということも。
「素人の集団だから、いろいろ試しながら、今の形に落ち着いたの」とスタッフのお1人。長い活動期間には、今まで便利に使っていたものが廃番になったこともあれば、逆にもっと便利なものが出てくることもあり、そんな状況を柔軟に対応してきたことが、お話の端々から伝わってきました。