藍染

ユネスコ無形文化遺産・チェコの藍染めその歴史と技と愛らしい柄を “知る”

鑑賞レポート

伝統の柄

チェコから日本へ、そして またチェコへつながる活動 

日常の服として、またハレの日の花嫁衣裳にも仕立てられたチェコの藍染め。濃い色のスカートが淡い色へ、長い年月大切に身に着けていたことがうかがえる民族衣装の資料も残っています。

ただ、生活に根付いていた藍染めも時代とともに衰退し、いまではチェコ南部のヴィソチナ州にある「ダンジンゲル工房」と、南モラヴィア州にある「ヨフエ房」の2軒となったそうです。

どちらの工房も職人は少人数、すべて手作業のため生産量にも限りがあり、チェコ国内でも伝統ある藍染を知らない人が少なくないのが現実とのこと。