藍染

ユネスコ無形文化遺産・チェコの藍染めその歴史と技と愛らしい柄を “知る”

鑑賞レポート

Violka代表小川里枝さん

Violka(ヴィオルカ)代表 小川里枝さん

「誰かが目にしないと消えてなくなってしまいます」

伝統が続いてほしいと いう小川さんの思いは強く、藍染めを通しての文化交流にも力を注いでいます。また、チェコでも母国ではぐくまれた独自の藍染めを守ろうという活動が始まり、最近では若い職人が工房をち上げたという明るいニュースも。そして2018年には、チェコを含むヨーロッパの藍染め技術がユネスコ無形文化遺産に正式登録されました。 

この愛らしい布を次へとつなげるためには知る”ということ。その重要性を感じる機会となりました。

 

Violkaはチェコの藍染めを使った気品ある暮らしを提案するブランドです。
https://www.violka.jp/ 

展覧会などのスケジュールはホームページにてご確認ください。 

今回の会場となった Wasabi-Elisi
東京都世田谷区羽根木1-21-27亀甲新360
http://wasabielisi.com/ 

「ヴィオルカ」代表 小川里枝さん 
プロフィール

成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻博士課程前期修了。高崎市美術館学芸員として「ボヘミアガラスの100年」展を担当し、1997年より4年間、チェコの首都プラハに滞在。駐日チェコ大使館勤務後、「ヴィオルカ」を主宰。美術展カタログの翻訳にも携わっている。    

レポート:園 知佐子(ておりや東京スタッフ)

vol.84 2022・冬号より