「世界初のヨシ糸が 地域を紡ぐプロジェクト」始動
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ヨシ×コットン
世界初の混紡糸
堅く、まっすぐに伸びるヨシの茎。大きいものになると高さは3メートルほどにも達します。その茎は日本では葦簀(よしず)や茅葺き屋根の素材としてもおなじみ。
雅楽の「ひちりき」、あるいはさまざまな木管楽器の「リード」(振動によって音を出すパーツ)にも、ヨシが使われてきました。ちなみにリードは「reed」。英語でヨシを表す単語です。
このヨシの茎から取り出した繊維には、抗菌・消臭効果があることも確認されたそう。そんな、夏にもぴったりの特長を持つヨシ(30%)とコットン(70%)をブレンドしたのが「ヨシ糸」。ヨシ糸は現在、特許ならびに登録商標出願中とのことです。
vol.78 2021・夏号より