卵の殻を使ったバイオマスプラスチックのボタン
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◆ユリア樹脂
1920年ごろから用いられてきた樹脂。尿素とホルマリンの反応によって製造され、硬度の高さから軍服などにも使われてきました。
◆ポリエステル樹脂
1955年のアメリカで、貝の光沢をポリエステル樹脂で表現する製造技術が確立。それまで主流だったアクリルに代わり、今では世界中で使用されています。
◆ABS樹脂
1950年代に開発。加工性に優れ、成形はもちろんメッキや塗装なども容易にできるため、金属ボタンの代替品として、現在もよく見かけます。
新しく仲間入りした、地球にやさしい卵の殻ボタン。その存在は、ボタンの歴史にどのように刻まれていくでしょうか。入手できるようになったら手仕事にも使い、楽しみながら観察していきたいですね。
vol.79 2021・秋号より