植物が描き出す色の世界~植物染料の多様性と、ふしぎ~

PICK UP!


◆くちなし・サフラン
くちなしの実やサフランの雌しべは、水溶性のカロチノイド「クロシン」という黄色の色素を含んでいます。
くちなしとサフラン

 

◆刈安(かりやす)
ルテオリン」や「タンニン」などの色素を含み、媒染によって淡い黄色も渋い色も染められます。
刈安 かりやす

 

◆玉ねぎ
茶色い外皮にはフラボノイドの一種「ケルセチン」が含まれていて、玉ねぎ染めが楽しめます。
玉ねぎ

 


◆藍
藍の色素成分「インディゴ」は不溶性の色素成分。そのため、染めに用いる際にはいったん水に溶ける形で還元させ、その後、再び酸化させることで青色を発色させる特有の「建て染め」を行います。
藍 あい

 

◆クサギ
美しい青を染め出すことができる貴重な植物染料で、青色色素は日本の研究者が確認した「トリコトミン」。
クサギ