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ておりやの「ハードリネンA」|リネンの魅力に触れる

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2026/05/26

今年も春から夏へ。駆け足で過ぎる季節となりました。

この時季、人気が高まるのが、サラッとした肌ざわりのリネン。
そんな今、ぜひリネンに触れて、つくって、使っていただきたいので、今回はリネンの魅力やリネンに関するトピックスをあれこれお届けします。

まずは、ておりやオリジナルのリネン糸「ハードリネン」のご紹介から始めましょう。

 

 

極細相当のリネン単糸
「ハードリネンA」


ておりやでは、数種類のリネン糸をご用意しています。
「ハードリネンA」はそのなかでもユニークで、リネン単糸としては珍しい細さの糸。
「やっぱりこれ!」という固定ファンの方も多くいらっしゃるユニークなリネン糸です。

単糸だからリネンという素材ならではの個性がよく感じられる一方で、コットン糸やモヘヤ糸など異素材の糸と引きそろえて使えばニュアンスの変化を楽しむことも可能。
もちろん織り・ニットを問わずお使いいただけます。

 

 

さらに全40色(2026年5月現在)というカラーバリエーションの豊富さもおすすめポイント。
お好みの色を組み合わせてのバイカラー、さらに多色使いのマルチカラー、徐々に色を変化させるグラデーション…と、色彩面でも多様な表現が可能です。

ぜひともこの春・夏の手仕事にハードリネンAを使ってお楽しみください!

 

 

リネンならではの
ハリ感を生む「ペクチン」


リネンの原料植物「亜麻」をご覧になったことはありますか?
世界最大の栽培地であるフランス北部などでは初夏になると、そのはかなげな茎の先に青い花を咲かせ、幻想的な光景を見せてくれます。

亜麻の茎は直径2ミリにも満たないほどの細さ。
にもかかわらず、高さは80~120センチまで直立して成長します。
それは亜麻の茎に含まれる成分の特性によるもので、リネン最大の特長でもある肌に張りつかないハリ感にも関与しています。

 

多くの植物の繊維は「セルロース」が主成分。
亜麻も例外ではなく、繊維質の65~85%をセルロースが占めています。
セルロースは多数のブドウ糖が鎖状に結合した強く安定した構造で、これがリネンの〝丈夫さ〟につながっています。

亜麻の茎はさらに「ペクチン」という物質を多く含んでいることが知られています。
ペクチンとは多糖類(水溶性食物繊維)の1種で、植物の細胞同士を接着させるのがその役割。
つまりペクチンが、丈夫なセルロース繊維をかっちりと〝糊づけ〟したように固め、茎が高く伸びるのを支えているというわけです。

その亜麻の茎からつくられるリネン糸にもまたペクチンが存在していて、それがリネンのハリ感として生きているのです。

 

 

心地よく使う楽しみ・
〝育てる〟喜びもリネンの魅力

汗をかいても素早く乾いてサラサラ―。
春・夏の素材として好まれるリネンの使用感は繊維の構造にあります。

リネンの繊維を顕微鏡でのぞくと、中心部が空洞になっているのがわかります。
つまり中が詰まった繊維に比べて表面積が大きく、そのぶん水分が蒸発しやすくなるのです。

繊維の中の空洞に風が通るのに加え、リネンならではのハリが肌との間に空気を通し涼やかに。
また汗をかいてもすぐに乾くということで、雑菌も繁殖しにくく衛生的、というメリットもあります。

こうした機能面に加え、使い続ける楽しみをくれるのもリネンのメリット。

 

リネンはよく「〝育てる〟素材」といわれます。
リネンを使って洗い、また使って…と繰り返すうちに、徐々に柔らかくなり、風合いにも味が出てきます。
繊維を〝糊づけ〟していたペクチンが落ちていき、どんどん肌なじみの良いものになっていくのです。

使った後は、中性洗剤でやさしく手洗いし、強い日差しを避けて陰干しに。
愛情たっぷりに接しながら丁寧に育てていけば、きっと自分だけのステキなリネン作品へと成長してくれるはずです。

 

 

 

エコな素材としても
注目されるリネン

昨今は自然志向のライフスタイルの定着、そしてSDGs(2030年に向けて、持続可能でよりよい世界を目指す世界共通の目標)の取り組みに貢献する素材として、リネン市場はこの先も成長傾向にあると見られています。

 

SDGsでは17のゴール(目標)が掲げられていますが、リネンはそのうちの「陸の豊かさを守ろう」「つくる責任 つかう責任」に寄与する素材とされています。


ここでSDGsに関係するリネンと亜麻のおもな特徴をまとめてみましょう。

 

 

① 肥料や農薬に頼らない
亜麻はやせた土地でも比較的栽培しやすい作物。肥料や農薬などの化学薬品はほぼ使わずに育てることができます。

 

 

② 水資源をセーブ
乾燥耐性が高い亜麻は、水資源への負担が小さくて済む作物です。
例えば、高品質なリネンで知られるフランスなどでは基本的に雨水だけで育てられています。

 

 

③ CO2を吸収・固定
亜麻は種まきから収穫まで約100日と成長の速い植物です。
その間CO2を盛んに取り込んで光合成をおこなって有機物をつくり、それを細胞づくりやエネルギー源として活用してぐんぐん成長します。
亜麻のCO2吸収・固定能力の高さは、カーボンニュートラル技術の分野でも注目され、研究が進められています。

 

 

④ 天然のエアコン素材
サラリと涼やかな肌ざわりのリネンは、「天然のエアコン」と呼ばれることも。
エアコンに頼りすぎない暮らし方、つまりは省エネにもつながります。

 

 

⑤ 高い耐久性
リネンの耐久性は、さまざまな繊維のなかでも最強クラス。
毛玉ができにくく、繰り返し洗っても生地やせしにくいので、長く使い続けられるエコな素材です。

 

 

⑥ 自然に還る天然素材
リネンは亜麻を原料植物とする天然素材。
土に埋めれば微生物の働きによって分解され、最終的には土に還るため環境負荷が小さい、地球にやさしい素材です。


このように、リネンはさまざまなメリットを持つ素材。
それを選んで、つくって、使う―そうした行為もまた、陸の豊かさを守ること、あるいは「つくる責任・つかう責任」とリンクするのです。

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