オリジナル糸・織機・輸入クラフト用品のお店
『te(て)』記事より
国際的なテキスタイル展示会でお披露目された「プラチナウール™」 時代のニーズに即したテキスタイルの提案の場となっている、国際的な展示会「ミラノウニカ」。2024年7月に開催されたその会場で、繊維テクノロジー開発に携わる日本企業が開発した、ある新しい素材がお披露目されました。 それはウール100%でありながら、シルクのようなツヤ感・ドレープ感
2025.03.05
『海にゆらぐ糸』より「糸巻きのあった客間」 大庭みな子 著 『テキスタイル文学館』は、ておりや通信『te』のシリーズです。「ものづくり」「クラフト」に目をむけて、本をご紹介し、楽しんでいただこうと連載されました。「編み図」や「作品」の本ではなく、「ものづくり」に関係のある、また印象的なシーンが含まれる「文学」をご紹介します。「もっと読みたくなった!」と思われる
2025.02.12
咲きつなげられる伝統の華 赤穂(兵庫県)で織り続けられている敷物、赤穂緞通。2023年はその創始者の生誕200年にあたり、これを記念して2023年11月~2024年1月、赤穂市立歴史博物館で「赤穂緞通展」が開催されました。 赤穂緞通は江戸末期、「児島なか」という一人の女性が四国・高松で出会った中国の絨毯「万暦氈(ばんれきせ
2025.02.05
ウズベキスタンはシルクロードの要衝に位置し、東西文明が行き交い染織文化が育まれた ところ。 ちょうど私は6月に北アフリカのモロッコを訪れた。古くから地中海貿易で繁栄した国の1つである。この2つの国をつい並べてみたくなるのだが、これを書くにあたって2007年のウズベキスタンの写真をながめていると、どちらも乾燥地帯という厳しい自然が背景にある。 そこに息づいてい
2024.12.25
ふだんウズベキスタンという国に接する機会は少ないかもしれない。かつてその辺りはソグディアナと呼ばれていて、そこに暮らしていたソグド人たちは、交通の要衝であったことから高度な文明を有していた。 文&写真提供 ひろいのぶこさん 毎年秋に公開される正倉院宝物の中でも、異国的なペルシャの文物に私は魅力を感じてきたが、じつはペルシャとその西のソグドの文
2024.12.12
今年の夏の暑さは予想をこえ、太陽は容赦なく日本列島を焦がしている。今回取り上げるウズベキスタンを巡ったのは2007年の晩夏、日中は40℃を超えていたオアシスの旅を思い出すにはうってつけである。 友人のアメリカ人染織研究家から、行きましょうと声をかけられた私は、二つ返事でウズベキスタンの首都タシケント行きの航空券を手配した。同行者はアメリカ各地から集まったテキスタ
2024.11.19
アヌー・ピンクさんのワークショップ 前回に続き、エストニア・ヴィリャンディでのでの「クラフトキャンプ」のレポートをお届けします。 4日目は遠足。好きな行き先に参加するのですが、私はアヌー・ピンクさんのお店でワークショップを受けるコースに参加しました。アヌー・ピンクさんは『ムフの手仕事』『エストニア伝統ニット1・2』などの著書があり、エストニア
2024.09.11
『Craft Camp』とは クラフトキャンプは2014年から始まり、2020年と2021年は開催されませんでしたので今年(2023年)で8回目となります。 主催はタルトゥ大学のヴィリャンディにあるカルチャーアカデミーです。目的はエストニアの伝統的な手工芸の技術を説明することによってエストニアの手工芸品を紹介し、それらの技術の現代的な使い方を
2024.08.06
『ゴールディのお人形』 M.B.ゴフスタイン作・末盛千枝子訳 『テキスタイル文学館』は、ておりや通信『te』のシリーズです。「ものづくり」「クラフト」に目をむけて、本をご紹介し、楽しんでいただこうと連載されました。「編み図」や「作品」の本ではなく、「ものづくり」に関係のある、また印象的なシーンが含まれる「文学」をご紹介します。「もっと読みたくなった!」と思わ
2024.07.06
島の緑、草木の色を感じる展覧会 ~色波~ironami 鑑賞レポート "瑠璃の森"-濃く深い青の宝石、藍の色、そして森の色を連想します。シーズンテーマであるこの言葉には、Veriteco(ヴェリテコ・浅田美樹雄、真理子夫妻のユニット)のお二人が暮らす日常の景色を届けたいという思いが込められています。そして畑で育てた藍から染める自分たちの藍染めの魅力を伝えたい
2024.05.27
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