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暖かく柔らかい|紡毛のウール単糸|特徴と使い方のコツ

糸のこと

2022/02/10

まだまだ寒さが続く季節、暖かい小物づくりなど楽しまれていますか?

 

今回は、この季節に使いたくなる毛糸のお話。ておりやのウール糸にも多い「紡毛糸」の中から、ふんわり柔らかい感触と軽さが魅力の「単糸」についてご紹介します。

 

 

 

紡毛の単糸・3つのメリット

 

紡毛糸とは、ウールをはじめとする短い繊維を絡ませながら引き出して作る糸のことです。

 

繊維の方向が不ぞろいなので、糸の中には隙間がたくさんできます。

 

そこに入り込む空気が「断熱」の効果をもたらすので暖かく、柔らかく、しかも軽い、毛糸らしい毛糸になるのです。

 

その糸1本で作り上げるのが、単糸。

2本を撚り合わせた双糸、3本を撚り合わせた三子糸よりも細く、編み物・織物に使えばソフトな風合いの作品が仕上げられます。

 

軽い・柔らか・暖かい。

これが、紡毛の単糸の大きなメリットです。

 

素材感が楽しめる甘撚り単糸

 

撚り数の少ない甘撚りの単糸は、繊維を締め付けすぎないため、素材の特徴がしっかり感じられる糸になります。

 

ておりやオリジナルの紡毛の単糸は、手紡ぎのような風合いの「ウールネップSMS」や、ウール+アンゴラの「ハニーウール」など。

 

切れた単糸をつなぐには・・・

 

軽く柔らかい単糸ですが、気をつけたいのは「強度」。編み物の途中で強く引っ張ったりすると、糸が切れることがあります。

 

糸の強度を上げたい場合は、2本・3本…と引きそろえで使うことをおすすめします。

引きそろえで編むことで、単糸を編むときに現れる斜行を防ぐこともできます。

 

もし糸が切れた場合は、下の動画のように、切れた部分を手のひらで挟んでこすり合わせると、切れ目がわからないほどキレイにつなぎ合わすことができます。ぜひ覚えておいてくださいね!

 

 

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