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2019/07/03
かすり糸とは、前もって2色以上の色に染め分けられた糸のことで、「段染め糸」とも呼ばれています。
1本の糸の中で色が変化するため、織り地・編み地にもいろんな表情が表れるのが、かすり糸の特徴。現在はカラーバリエーションも多様。モノづくりの楽しみも広げてくれるかすり糸は、手編み・手織りを問わず人気です。
今日は、そんなかすり糸のあれこれ、ご紹介していきます!
井ゲタ、十字、そして矢がすり…。
日本人にとってなじみ深い「かすり」の技術は、その昔インドで発生し、東南アジアから琉球を経由して日本に伝えられたといわれています。
日本語の「かすり」は、かすったような模様ができることから生まれた言葉のようで、「絣」のほか「飛白」という字もあてられます。
そんな昔ながらのかすりに使われてきたのは、模様に合わせて適宜タテ糸・ヨコ糸をくくり、染液に浸けて、藍と地色の白などに染め分けた糸です。
こうしたものに加え、赤×緑、青×緑など2種類の染料、さらには3色、4色…と多色に染め分けたカラフルな糸も含めて「かすり糸」と呼んでいます。
かすり糸の色の幅を「ピッチ」と呼び、色の幅が短いものは「ショートピッチ」、広いものは「ロングピッチ」と区別されます。
数センチ単位など、小刻みに色が切り替わるショートピッチの糸をニットに使うと、霜降り状の変化を出したり、間隔の狭い編み模様を描き出したりすることができます。
一方、多色の染料を用いるなどして長いピッチで染めたかすり糸は、編み地・織り地にきれいな色のグラデーションが表れます。
ておりやが今、自信をもっておススメする糸が、18.5ミクロンの上質な極細繊維を原料とした「e-wool」。e-woolの魅力は、何といっても柔らかな感触。肌に触れてもチクチクしないので、首に巻くマフラーやスヌード、あるいはフィット感のあるセーターやリストウォーマーに…と好評をいただいています。
そのe-woolを4色に染め分けた、「ロングかすり」のシリーズを新たにラインアップしました。
「e-wool ロングかすり」は、「染め方」にもこだわりました。
一般的なロングかすりは、糸として紡績する前段階のスライバー(繊維をワタ状にまとめたもの)を染める方法がとられています。この方法を用いると、数十メートル、数百メートルという超ロングピッチのかすり糸もできるとか。
これに対し、e-woolのロングかすりは、カセで糸を染める方法をとっています。
これはカラーバリエーションを増やしたかったから。色の移ろいはスライバーで染めた糸の方がスムーズですが、それよりも小回りのきくカセ染めで、いろんな色合いのかすり糸をご用意することにしました。
e-woolは、編みやすさを考えた「6番双糸」です。
ロングかすりは双糸に撚り合わせる前、つまり「単糸」の状態で4色に染め分けています。そうして別々に染めた糸同士を撚り合わせることで、より個性を持った糸に仕上げているのです。
またこの糸は色の幅が広くなったり狭くなったり…。それぞれのピッチが均等ではないので、より変化に富んだ作品を仕上げていただけます。
肌ざわりの良さと表情が楽しい「e-wool ロングかすり」。
すべてのカラーバリエーションをご覧になりたい方はこちらをチェック!
→ e-wool ロングかすり
e-woolシリーズを収録した最新の糸見本もご利用ください。
→ 定番糸見本